全日本学生グライダー競技大会 Part 3
- 航空部 九州大学
- 3月22日
- 読了時間: 4分
こんにちは、前回に引き続き4年の中野が全国大会Day4~最終日までの様子をお伝えいたします!
3/13 Day 4:競技日4日目
この日は前日から条件が期待されており、朝起きたときの朝日にクルーながらとてもワクワクしたのを覚えています。
予報通りかなり条件が良く、競技開始2発に大阪工業大学ASK21がなんと周回を達成し、同じASK21として希望を持つことができました。

その後も多くの選手が周回を達成し、そろそろ九大も周回したいと思っていたところ、九大21の3発目田所選手が滞空し始めました!

田所選手は800mに到達、伸ばしてもう一度高度を上げて伸ばす、を繰り返して30分ほど滞空しましたが、悔しいことに周回することができず。なかなかサーマルトップの高いサーマルに当たらなかったり、伸ばしても次のサーマルに当たらなかったりとうまくいきませんでした。
この日は晴れによる気温上昇と強風が相まって、花粉の飛散量が本当に大変でした。選手やクルーが花粉症でやられるだけでなく、機体にも花粉がたくさんついてセームでふいてもふいても真っ黄色になりました。いろいろ大変な一日でした。
3/14 Day 5:競技日5日目
この日は私はウインチ助手としてウインチ側に一日中いました。普段見ることのない大型トラックに乗った学連4連ウインチ。西部のウインチもかっこいいですが、4連ウインチも大迫力でとてもかっこよかったです!

次から次へと発航、リトリブと忙しく、あっという間に時間が過ぎていきました。全国大会は競技時間が限られているにも関わらず40発~60発/日と、とても効率が良かったので、その効率の秘訣のようなものを知れたように感じました。
全国大会の運営補助という貴重な経験が出来た、そんな一日でした。

また、OBの坂本さんが激励に来てくださり、機体押し等も手伝っていただいたと聞きました。坂本さんありがとうございました!

この日の夜はBBQがあり、全国大会に参加した選手・クルーが妻沼格納庫で談笑を交わしました。また、各大余興として出し物をし、九大は関係者や参加した全大学に感謝の気持ちを述べました。本当にありがとうございました!

3/15 Day 6:競技日、閉会式
あっという間に競技最終日。条件が見込まれない予報でしたが、得点目指して全力を尽くしました。
結果として九大は得点できませんでしたが、全国大会ならではのライバル校ならではの非常に見ごたえあるフライトがあったので紹介させていただきます。
Day5までの成績として慶応大は個人成績・団体順位ともに早稲田大についで2位で点数差もわずかしかなく、Day6でワンポイント周回できれば共に早稲田大を抜かすという状況でした。
この日は9割以上の大学が滞空もできないようなコンディションでした。そんな中、慶応大が降りてしまったらもう順番が回ってこない、つまり今大会慶応大のラストフライトが出発しました。初めはなかなか高度が上がらない中徐々に高度を上げ、ギリギリ届くかどうかの高度からチェックポイントに果敢にチャレンジを試みました。しかし旋回点ギリギリで高度が足りなくなってまたサーマルを探しにいきました。また、ギリギリまで上げ挑戦するということを繰り返しました。
結果、得点は出来ませんでしたが、ガイドラインギリギリを攻め、かつ何度もサーマルで上げては引き返しを繰り返す諦めない姿に、とても感銘を受けました。

あとがき
全国大会にクルーとして参加して本当に良かったと感じています。初めは、同期のQUACとしての最高の晴れ舞台だからいくかという気持ちでしたが、グライダースポーツの楽しさや魅力をさらに知ることができ、自分だけでなく九大航空部としてもっともっと強くなりたいと感じました。
楽しさだけでなく、改善点や問題点、見習う点がたくさんあり収穫の多い期間でもありました。全国レベルの大学にどうすれば勝てるようになるのか、機材等足りないものはないかなど、持ち帰って議論や準備をする必要があると感じました。
最後になりますが、たくさんの応援と支援ありがとうございました。坂本さんを始め、多くの方に激励や差し入れをいただきました。おかげさまで選手クルー共に健康に安全に大会を終えることができたと感じております。心より感謝申し上げます。

ความคิดเห็น