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2026年2509整備合宿

9月14日
読了時間: 5分

こんにちは!帰省に胸を躍らせている植木です。今回は、OBOGの皆様やQUACファンの方々に加えて、特に一年生に整備合宿の流れを共有する目的でかきます!写真が多すぎてたぶん、QUACのストレージを食いつぶしています。ご容赦ください。


全体の流れ

以下が整備合宿の流れです。

①機体清掃→②部品交換、機体修理→③計測

部品交換や機体修理は整備士さんが主導でやってくださったので、今回はそれ以外の二つに絞って、丁寧に流れを書いていきます。


機体清掃

用意するものはウエス、クッション、ブルーシート、お盆(外す部品の数に合わせて。今回は5つ)、ドライバー、パーツクリーナー、コンパウンド、掃除機、ミニほうきとチリトリです。


機体の分解

操縦席をすべて分解します。この際に原状復帰のために元の状態を写真に撮ることがとても大切です。私もスマホを片手にたくさん写真を撮りました。



操縦席

次に、操縦席を外すためにねじを外します。この時注意することが二つあります。一つ目はねじ穴がつぶれるのを防ぐため、ドライバーは強く押し込みながら回すことです。二つ目は紛失、混同を防ぐためねじを上記のお盆にまとめておくことです。

ねじを外したらパーツクリーナーでねじの鉄粉やほこりを丁寧にとります。このパーツクリーナー、「パークリ」と略し始めたらあなたも整備合宿で通ぶれるのでぜひお試しあれ。



キャノピー

次に、キャノピーをとっていきます。普段触れないキャノピーのエマージェンシーロックをゆっくり引いていく瞬間は本当にドキドキしました!外したキャノピーはブルーシートの上にふかふかのクッションを敷いて安置しました。



機体倒し

今回は整備士さんに胴体下面のひびの修理とFLARMの取り付けをしていただきました。修理がしやすくなるように胴体をヨコに倒します。その際に普段は見れない本体の下面をじっくり見ることができてとてもワクワクした気持ちになりました!水族館ではじめてイルカのおなかを見た時のような感慨深さがあります。これを見て気になった人はぜひ次の整備合宿でご一緒しましょう!


裏は整備合宿に来てのお楽しみ
裏は整備合宿に来てのお楽しみ

機体内部の清掃

ごみをほこりと泥まみれになって掃きとり、掃除機でとり切れないごみを吸引しました。腕や手がありえないほどどろどろになり、いつもは恨めしいつなぎのありがたさが身に染みました。また、機体内部には驚くばかりのごみやほこりがあったため、搭乗前の足パンパンをこれからはもう少し力強くしようと心に誓いました。

給油

余分な汚れをこれまた機械油とほこりまみれになって取った後、操縦系統のありとあらゆる動く部分にミシンオイルをさしました!

それと同時並行で、グリスガンという超絶かっこいい機械で機体内部の操縦系統の古いグリスを新しいものと交換しました。グリスガンを使う際に心の中で「装填、発射!」とノリノリで言っていたのは秘密です(^_^)

コンパウンド

これは厳密には二日目に行ったのですが、清掃業務なのでこちらに書きます。コンパウンドとは研磨剤で、これをウエスで機体に塗りたくってピカピカに仕上げます。胴体裏側の汚れが真っ白になるのが気持ち良すぎて、時間を忘れて無言で没頭してしまいました。



ギアの清掃

そのあとも、ギア(車輪)をすべて外して清掃しました。清掃後はボルトの締結とゆるみチェックの赤い印付けを行います。

ギアを元に戻してねじを締め、規定トルク値に(ねじが回った時の圧力だと思ってもらえばOKです)なったところで、機外点検でおなじみの赤い印を入れます。

いつも点検で見ている赤い印を私が付けるのかと思うと緊張しましたが、U田さんが「大丈夫、やり直しできるよ。」と言って目の前でパークリを赤い印にシューっと吹き付けあっという間に消してしまいました。びっくりしましたが、それを見ると安心がこみあげてきてうまく印をつけることができました。


ふっふっふ、この印は私が付けました
ふっふっふ、この印は私が付けました

カラーチェック

カラーチェックはラッカーによるメインピンの非破壊検査です。表面の割れや穴を発見する専用の赤の塗料を機体ピンに塗ったりしました。ちなみに、その赤い塗料はとっても取れにくいです!下手に手につくと血みたいになり、後でぞっとする羽目になるので十分に注意しましょう(経験談)




計測

ここまでが終わったら次は計測です!今回は一日目の最後に行いましたが大体2日目に行います。まずは、①静圧孔の点検をし、次に②本体、翼の重量計測を行います。大体3回行うのですが、最初は数値がバラバラすぎてみんなで肝を冷やしました。幸い重量計のぐらつきが原因と分かった後はスムーズに計測できました!!が、もし許容できない誤差の場合は機体を飛ばせなくなります。皆さんもくれぐれも重量計の位置にはお気を付けください。また、大変腰を痛めやすいらしいため腰に不安のある方はそっとシップを持ってくることをおすすめします。



二日目には機体を組み、③固有振動数や④操縦系統、⑤翼の測定を行います。

特に固有振動数の測定は楽しかったです。片翼を手でもって揺らしていくとふっと軽く感じるゆらゆらポイントがあります。その周波数で一分間揺らし続け、振動数を測ります。これを測定することで翼の中に異常がないかを測る指針となります。このゆらゆらポイントというのは口では説明しがたいのですが、見つけるとすごくハマるのでぜひ整備合宿に参加した時はチャレンジしてみてくださいね!


そもそも、翼を合法的に揺らしまくれる時点で激アツ🔥
そもそも、翼を合法的に揺らしまくれる時点で激アツ🔥

操縦系統の計測の時には、掃除したばかりのピカピカの機体に乗って操縦桿を動かせます。K藤くんがその役目を引き受けていましたが、その時「飛びてぇーーっ!」と声を絞り出していたのが本当に面白かったです。操縦系統をいっぱいに動かしてその変化の長さを差し金や下の写真の針を使って計測しました。



最後に機体の周りをぐるぐる回りながら、金属製メジャーで測ったら全体にワックスをかけてピカピカに磨き上げ、終了です!機体清掃をすると機体への愛着が一気に増します。自分の手で磨き上げた2509が外の光を浴びて真っ白に光り輝いている様子を見るのはとてもすがすがしく、その喜びは筆舌に尽くせません。


これ以外にも整備合宿には整備士のM安さんの面白エピソードや、おいしいご飯など魅力は山ほどありますが紙幅の関係でここで締めたいと思います。それではまた、整備合宿でお会いしましょう。

 
 
 

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